リビングに入った瞬間、最も視線が集まる場所。それが「テレビ背面の壁」です。部屋の印象を決定づける「家の顔」とも言える場所だからこそ、リフォームにおいてアクセントクロスを希望される方が最も多い箇所でもあります。
しかし、この場所は他の壁とは決定的に違う点があります。それは、常に「テレビという発光する黒い物体」が置かれているということです。
「Instagramで見かけた幾何学模様が素敵だったから」「モデルルームのような鮮やかなタイル柄にしたい」といった理由だけで選んでしまうと、いざ生活を始めた時に「なんだか目が疲れる」「テレビ画面に集中できない」といった機能的な失敗に直面することになります。
テレビ背面のリフォームにおいて重要なのは、単なるインテリアとしての美しさだけでなく、「視聴環境としての快適さ」を損なわないことです。
【目次】
- - おしゃれな事例の真似は危険?「テレビ背面」特有の失敗リスク
- - 【失敗例①:視覚疲労】「目がチカチカする」を避ける色と質感の正解
- - 【失敗例②:サイズ感】テレビボードと壁紙のバランス崩壊
- - 【失敗例③:生活感】「配線ダラリ」で全てが台無しになる問題
- - 重い家具移動も配線も。市川市の東武サービスなら「丸投げ」OK
- - 失敗回避の決定打。現地で「テレビをつけた状態」を確認しましょう
■【失敗例①:視覚疲労】「目がチカチカする」を避ける色と質感の正解

「せっかく張り替えたのに、テレビを見ていると目が痛くなる」。これはテレビ背面のクロス選びで最も深刻な失敗例です。原因は、画面と壁紙の「明度差(コントラスト)」や「光の反射」にあります。
・テレビの「黒」とのコントラストがきつすぎる
テレビのフレームや、電源オフ時の画面は「真っ黒」です。その背面に「真っ白」や「鮮やかすぎる原色」のクロスを持ってくると、明暗の差が激しすぎて、視覚的な刺激が強くなります。これは、暗い部屋でスマホを見ると目が疲れるのと同じ原理です。
失敗しないための鉄則は、「低彩度(くすみカラー)」を選ぶことです。グレー、ベージュ、グレージュ、ネイビーなど、少し落ち着いたトーンの色を背面に持ってくることで、テレビの黒との馴染みが良くなり、長時間見ていても疲れにくい視聴環境を作ることができます。「少し暗いかな?」と思うくらいの色味の方が、画面の映像が綺麗に引き立ち、映画館のような没入感が生まれます。
・「柄物」や「光沢」は画面への映り込みに注意
色と同じくらい重要なのが「質感」です。表面に光沢がある素材や、ラメが入ったクロスは、照明や窓からの光を反射してしまい(グレア)、それがテレビを見る際のノイズになります。
また、細かすぎる幾何学模様やストライプ柄も要注意です。画面の映像と背景の柄が視界の中で喧嘩してしまい、無意識のうちに脳が疲労してしまいます。
テレビ背面には、光の反射を抑えた「マットな質感」や、織物調・石目調などの「自然な凹凸がある素材」を選ぶのが、プロとしての正解です。
■【失敗例②:サイズ感】テレビボードと壁紙のバランス崩壊

次に多いのが、空間全体のバランスに関する失敗です。「テレビ」「テレビボード」「アクセントクロス」の3つのバランスが崩れると、ちぐはぐで狭苦しい印象を与えてしまいます。
・テレビを置いたら「中途半端に柄が隠れた」悲劇
大柄のデザインクロスを選んだ場合に頻発する失敗です。「素敵な柄だと思って貼ったのに、大型テレビを置いたら柄のメイン部分が隠れてしまい、ただの汚れに見える」というケースです。
特に50インチ、60インチといった大型テレビを置く場合、壁面の半分近くが隠れてしまいます。大胆な柄物を選ぶ際は、テレビを置いても左右や上部に柄が綺麗に見えるか、事前にシミュレーションが必要です。不安な場合は、柄物よりも「素材感(テクスチャ)」で主張する無地のクロスを選んだ方が、テレビのサイズが変わっても失敗しません。
・アクセントを貼る「幅」はテレビボードに合わせる
壁一面(端から端まで)にアクセントクロスを貼る場合は問題ありませんが、壁の一部だけに貼る場合は「貼る幅」が重要です。
よくある失敗は、テレビボードの幅よりもアクセントクロスの幅が「狭い」ケースです。これだと、土台であるボードが壁からはみ出しているように見え、非常に不安定で不恰好な印象になります。
部分的に貼る場合は、「テレビボードの幅と同じか、それよりも広く」貼るのが鉄則です。また、天井の梁(はり)や窓のラインに合わせて貼り分ける位置を決めると、プロがデザインしたような整った空間になります。
■【失敗例③:生活感】「配線ダラリ」で全てが台無しになる問題

どれだけおしゃれなアクセントクロスを選んでも、テレビ周りで最も生活感が出てしまう原因、それが「配線コード」です。
黒いテレビ本体から伸びる電源ケーブル、HDMIケーブル、アンテナ線…。これらがクロスの前をダラリと垂れ下がっていると、せっかくの美しい壁紙も台無しです。特に、白や明るいグレーなどの淡い色のクロスを選んだ場合、黒いコードは悪目立ちしてしまいます。
・「隠す」計画なしに張り替えてはいけない
クロスを張り替えるタイミングこそ、この「配線問題」を解決する絶好のチャンスです。
単に壁紙を新しくするだけでなく、壁の裏側に空洞がある場合は「隠ぺい配線」を行うことで、コードを壁の中に通して完全に見えなくすることが可能です。
もし壁の構造的に穴が開けられない場合でも、クロスの色に合わせた「配線モール(カバー)」を綺麗に取り付けることで、見た目のノイズを最小限に抑えられます。クロス選びと同じくらい、「コードをどう処理するか」を事前に業者と相談しておくことが、洗練されたリビングを作る鍵です。
・究極のすっきり感なら「壁掛けテレビ」の検討を
アクセントクロスを最も美しく見せる方法は、テレビボードを無くし、「壁掛けテレビ」にすることです。
床に物がなくなるため、部屋が広く見えるだけでなく、アクセントクロスの面積が広がり、まるでホテルのような高級感が生まれます。壁の下地補強工事が必要になるケースが多いですが、クロスを張り替える時であれば、下地工事の跡も綺麗に隠せるため、コストも手間も最小限で済みます。
■重い家具移動も。市川市の東武サービスなら対応可能

ここまで、テレビ背面のアクセントクロスにおける注意点をお伝えしましたが、いざ実行しようとすると「重いテレビボードを動かすのが大変」「配線の処理なんて自分ではできない」という壁にぶつかるかもしれません。
もし、お客様が千葉県市川市、船橋市、松戸市周辺にお住まいであれば、ぜひ私たち「東武サービス株式会社」にお任せください。
・「家具の移動」から「不用品処分」まで一括対応
一般的なクロス職人は「貼ること」が専門なので、「テレビボードの中身を出して、家具を移動しておいてください」と言われることがほとんどです。しかし、大型家具の移動は男性でも重労働です。
東武サービスは、遺品整理や片付けも本業としているため、重い家具の移動はもちろん、古くなったテレビボードの処分や回収まで、すべて一括でお引き受けできます。「体力に自信がない」「男手が足りない」というご家庭でも、安心してご依頼いただけます。
・建設業許可を持つプロだから「壁掛け工事」も安心
私たちは単なる内装屋ではなく、建設業許可を持つ工事のプロフェッショナルです。「壁掛けテレビにしたいけど、壁の強度が心配」という場合でも、しっかりとした下地補強工事を行った上で、安全にテレビを設置します。
もちろん、配線隠しの処理や、コンセントの増設・移設といった電気工事(提携職人による対応含む)も含めてトータルでコーディネートいたします。ただ壁紙を変えるだけでなく、「テレビ周りの環境そのもの」を快適にアップデートするお手伝いをいたします。
■お問い合わせ・ご相談はこちら|無理な営業は一切ありません

「ちょっと聞いてみたいけど、営業されそうで不安…」
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そんなお気持ち、当然だと思います。東武サービスでは、しつこい営業や契約の強要は一切ありません。まずは、今のご自宅の押入れの状況や、お困りごとをお聞かせいただくだけで構いません。
お客様の具体的なお悩みに対して、現場目線でのアドバイスができるのが私たちの強みです。さらに、市川市・浦安市・船橋市エリアを熟知しているからこそ、地域特有の住宅構造や注意点も踏まえた提案が可能です。
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